子どもたちは長期間の休校で何を失ったのでしょうか
学びそのものはオンラインでおぎなえます。
ただ、そのプロセスである
共感すること
助け合うこと
励み合うこと
が生まれませんでした。
つまらないことでケンカになってしまう
失敗や行き違いを相手のせいにする
新しいことやできないことに挑戦しなくなる
自分の気持ちを人に話さなくなる
不思議なことや未知なことに興味や関心を持たなくなる
スクリーンタイムなどの受け身な時間が増え、自分で考えることが少なくなる
皆さんの周囲でこんな子どもたちが増えていませんか?
子どもたちに一体何が起こっているのか。
社会では学力の遅れが取り立たされていますが
本当の問題は子どもたちの自尊感情の低下なのだと考えています。
今こそ、人と人とが共存する体験が必要ですが
三密を防ぐこと、ソーシャルディスタンスを取ることが
まだまだ必要で、様々な活動に制限がかかっています。
私たちは、参加人数を減らす、屋外の活動を中心に行うなどをはじめ
感染拡大防止ルールを守りながら従前の事業を行うと共に
今、唯一三密が許される家族ごとでの事業も推進していきたいと考えています。
それぞれの家族内での
共感、助け合い、励み合いは
私たちが忘れかけていた時間であるかもしれません。
このコロナ禍を、家族の関係づくりの時間にできるのかもしれません。
約4ヶ月の間、SHOSAPO はほとんどの活動がストップし
無力感と絶望感に襲われました。
ですが、こんな時だからこそ私たちにできることもきっとあると信じて
子どもたちの未来、私たちの未来のために
新しい活動に挑戦しようと思っています。
6 月 15 日より徐々にですが
SHOSAPO の活動を再起動させていきます。
今まで SHOSAPO の活動に
関わってくださった方々、
前途多難な私たちの再出発となりますが
今後もご支援、ご協力のほど、
何卒よろしくお願いいたします。
2020年 6月 15日
特定非営利活動法人 生涯学習サポート兵庫
理事長 山崎 清治